東京都庭園美術館で開催されている「奇想のモード 装うことへの狂気、またはシュルレアリスム」に行ってきました。
ポスタービジュアルがかっこよくて見に行ったくらいのレベルですが、案外じっくり見てしまって、1時間くらいかかりました。ほんとに奇想やんってものから、ふつうに良いやんっていうものまで振り幅が。よくファッションショーの奇抜なアイテムがネタにされたりしてますが、人間が身につけてるから違和感あるだけで、アイテムとして単体で見たら全然印象変わるような気がしましたね。
これ履いて歩くとか考えられませんしね。でもかわいい。ちなみに写真撮影は新館展示分のみ可でした。
玄関に飾っておきたい。
展示関係ないですが、新館へ向かう廊下に光が差し込んでてきれいでした。
雑誌『VOGUE』がちょくちょく登場してて、その雑誌の存在自体はもちろん知ってたんですけど、1890年代に創刊されためちゃ歴史ある雑誌だとは知らず、発行年見てびっくりしました。その時代のファッション観を示す資料として展示されていて、時代をこえて「続く」「記録に残す」ってこういうことなんだなと、自分の仕事について考えたりしました。
解説の書体や色味や配置もかっこいい。
コルセットとか纏足の文化についても紹介されてました。ファッションや美意識に体を合わせていくの謎の価値観すぎると思いましたが、そういえば自分もかつて「モコモコするのが嫌だから」と冬でも寒々しい格好してたことを思い出して、自分の昔のこだわりですら訳がわからないんだから、まあそんなものですね。この展覧会にはユニクロアイテムが50%を占めるモコモコファッションで行きましたが、べつに浮いてなかった、と思いたいです。